日本の低予算映画『ジョゼと虎…』1年ぶりの再上映、なぜ? (livedoor ニュース / 朝鮮日報)

 日本で最初に上映されていた頃は、そんなに大きな映画館でやっていなかったように思う。*1 隣国では大変な人気だそうで。
 『ジョゼと虎と魚たち』は、あんまり映画を観ない私が、珍しく映画館で観た映画だ。音楽全般を くるり が手がけていたので、何となく観にいってみようかなぁという程度のものだった*2。(決して妻夫木くんが主演だからとか、池脇千鶴が脱いでるからとかいうわけではない。)
 普通の大学生と足が不自由な少女との恋愛を描いたラブストーリーではあるのだけれども、そんなにウツクシイ話ではなく、むしろどうしようもないオトコの性分や人間の弱さを垣間見ることが出来るような話のつくりだった。
観たあとの感想は決してすっきりとしたものでもない。どちらかというと腑に落ちない感じだったけど、それがかえって現実感を感じさせていることには間違いない。あとからクセになってくるような映画だったなぁ。

ジョゼと虎と魚たち(Oirginal Sound Track)

ジョゼと虎と魚たち(Oirginal Sound Track)

 このサウンドトラックだけでなく他の楽曲についても言えることなのだけど、くるりの音楽は日常の風景にとてもフィットする。
 おしゃれなカフェとかお店でかかってそうな格好いい音楽、というんじゃなくって (注:決してかっこよくないと言ってる訳ではない)、例えば自転車こぎながら工場の煙がみえるような河川敷を走ってたりとか、ふつうの商店街を歩いてたりとか、そういう日常の風景と違和感なく合う音楽というかんじ。だと私は思っている。ツェッペリンとか、レディオヘッドとか、洋邦問わず格好いい音楽はたくさんあるけども、聴きながら商店街あるいてて合うような格好いい音楽ってそんなにないと思う。

*1:実際あたしが観たのも、京都みなみ会館という、京都のミニシアター映画好きの聖地みたいな映画館だった

*2:大体、自分が映画を観るときは音楽が動機であることがほとんどである。実家に帰ったとき父親によって大ヒット映画のDVDが上映されているとき半強制的にみせられるのを除けば。笑