はたらくオンナになるということ

若かりし頃は、「オンナがはたらきやすい環境を、自分で切り開けばいい」なんてキレイゴトを言いながらここまでやってきた。その考えが必ずしも間違っているとは思わない。でも、はたらくオンナになることがとうとう現実に近づいてくるに従って、その難しさに頭を悩ませることが増えた。

かつては、「オンナだから」と仕事の上で特別扱いされるのが嫌だった。別に、ジェンダーとかフェミニズムには興味があるわけではない。ただ、対等に渡り合えるようになりたかっただけなのかも知れない。
でも、やっぱりオトコとオンナは全然違う生き物だ。体のつくり、力の強さ、基本的な価値観、思考回路…。体力勝負的側面もあるこの仕事で、おんなじようにやろうとおもってかなうわけがない。違いを認めた上で、自分にあった違うやり方で、負けないくらいの仕事をしなければ。
模索の日々は続く。