現実味があるような無いような

先輩であり同僚でもある某さんに、赤ちゃんが生まれました。
無事誕生したよ、と電話をくださった時の声は、
何とも言えない喜びと、安堵感と、緊張の糸が切れた感じが入り交じっており、
これまで聞いたことの無いようなものでした。
その後ほどなくして送られてきた携帯メールには、生まれたばかりの赤ちゃんの写真が。

兄弟や親友の出産を何度か経験していますが、これだけリアルタイムに感じたのは初めてで、
夫妻やご家族の喜びを想うと胸が熱くなりました。


今年で、私は親が自分を産んだのと同じ歳になりました。
生物としては、体も成熟して、まったく親になってもおかしくない歳になりました。
でも中身はどうか。
何にも変わってないなぁ。
この先どうやって生きていくのか迷いつつ、目先のことで精一杯な毎日を送る今、
自分が誰かとの間に新しい命を授かって、幸せな家庭を気づいていくことのイメージがまったく描けず。


理想と現実のはざまで、少し悲しくなりました。
先のことを考えすぎて落ち込む悪い癖です。
まずは目の前のことを一つずつクリアしていくしかないのにねぇ。