ひさびさに、映画観てきました。
ソフィア・コッポラ監督、「マリー・アントワネット」です。


一人で、夜7時からの回を観ました。晩ご飯食べた後、コーヒー片手に気儘に満喫してきました。
実は、ひとり映画は初めてだったのですが、なかなか悪くないですねぇ。
但し、人の少ないミニシアターか、夜に限りますな。

感想はのちほど。

→ この映画は、歴史モノとは違います。
話はあくまでもマリーの視線から。心の動きを描いたものです。
恋も知らないひとりの幼い娘が異国の地に嫁がされて、常に人の目に晒され、世継ぎをつくることのプレッシャーを受けながら、・・・という日々をヴィヴィッドに描いたもの。

ですので、「歴史モノ」としての壮大なストーリー性や、荘厳な感じを期待する方にはあまりオススメしません。とはいえ、流石に本物のヴェルサイユ宮殿で撮影しただけあって、迫力は凄かったです。でっかいスクリーンでの見応えは十分。

ま、ともかく、私は結構好きな映画です。
嫁いできたばかりのマリーが、ヴェルサイユの掟に違和感を感じて過ごすさま、享楽に溺れるさま、恋におちていく瞬間、などなど、挙げ出すときりがないですが、すべてがいとおしく思えました。

マリー役、キルスティン・ダンストかわいかったなぁ。
あと、マリーの浮気相手、フェルゼン伯爵役の役者さん(ジェイミー・ドーナン)はかなり男前でした。

で。全編を通して映像はかなり好みでした。色遣いとか。
音楽遣いも絶妙でした。ロックロックしてました。
勢いで、サウンドトラックを iTMS で購入してしまいました。

下のリンクは、輸入盤です。一番印象に残っているシーンの一つがジャケットに採用されているので、国内版よりこっちの方が好みです。

Marie Antoinette

Marie Antoinette

The Strokes, New Order, The Cure, Aphex Twin, Squarepusher, ...
80年代のブリティッシュロック、テクノ、クラシックが混在しているが不思議な一貫性を感じます。もし音楽が全編を通してどれかのジャンルに偏っていたら、画一的で安っぽい映画になっていたかも知れないなぁ、と思いました。