この3日間で思ったこと、おぼえがき

此処に書く都合上、少し漠然とした表現になってしまうけれど、自分の防備録として。
(ちょびっとだけ加筆訂正しました。)
 
・ものづくりをする我々のような科学者 (化学者) は、自分がつくったもののその後に対しての責任を負ってしかるべきだと思う *1。勿論、それは個々の研究に対するスタンスの違いで片付けられてしまうことも多いと思うし、そうされることが間違っているとは言えない。ただ、その責任を完全に放棄してしまった上に、その領域に人が立ち入れないようにしてしまうのは、実験科学者としてどーなのか、と思わずにはいられない。*2
 
・"majority" のコワさ。なんか気味悪いとすら感じた。
いわゆる "majority" じゃない人達には相当居心地の悪い場であることは間違いない。
そのことが見えないようでは、この集いに今まで以上の発展が期待できるとは私は思わない。
 
・基礎研究は大切だ。基礎無くしては応用なし、である。
自分も応用とはほど遠いところの研究をやっている者として、そう思っている。
 ただ、これだけ狭いコミュニティの中でやられている他の研究に対して「あれは応用だから」という大義名分のもとに、分からないことを正当化して自分で線をひいてしまうのはよくないね。分からないんじゃなくって、分かろうとしてないように見えてしまう。それがなかなか難しいことはよく分かるけど、少なくともそんな自信満々に言えたことじゃないよ。
 
どうも愚痴っぽくなってるな・・・。
毒も随分吐いてます。歳とってきたのかな。
 
勿論批判的なことだけでなく、研究者として学ぶことの多い3日間でした。

*1:自分達でやるか、人にやってもらうかは問わず

*2:もちろん、そうでない研究者の方が多いと思うけど。そういう人たちが目立ってたっていうだけの話。