心を豊かにするということ

研究生活にどっぷり浸かり始めた頃の話。
自分がますます心の貧しい、面白味のない人間になっていくんじゃないか、って、もの凄く怖くなった時期があった。
それとは裏腹に、それくらいどっぷり浸かって研究しなきゃ一人前にはなれないんじゃないか、とか、いろんな事に気を取られちゃう自分は、きっと研究者としては大したこと無いんだろうな、とか、そう思ってた。


何となく、そんなことをふと思い出した。


では、今はどうか?
自分の心が豊かか貧しいかは分からないし、自分が研究者として一人前だとはとても思えないけど、自分の研究にはやりがいを感じるし、楽しんでやってる。でも、大切な人たちや、かっこいいなと思う音楽や、素晴らしいなと思う映画や、かわいいなぁと思う洋服や、暇があれば作りたいなぁと思うものはたくさんある。
それは間違いなくとっても幸せなことだと思う。


やりたいこと・やらなあかんことが多すぎて、ついつい消化不良を起こしそうになっちゃうけどね。